会社の場合でも随規の水準はちがいます。
たとえば出勤時間が8時というのは清規だが、遅刻扱いにはアローワンスがあります。
ある会社はタイムレコーダーが一分過ぎても遅刻扱いになるし、他の会社は五分まで、また別の会社は15分までオーケーです。
また、たとえぽ、私用電話はいかん、あるいは、会社の用箋を私用に使ってはいかんというのは、表向きの規則です。
ところが、実際にはそれくらいのことは見逃しているし、また、交際費についても、決算が終わったあと、経理課長が部下の社員を飲みに連れていく程度は、社用の交際費を使ってもいちおう黙認されています。
このアローワンスが就業規則に明記されていれば清規だが、ふつう職場ごとで暗黙の了解になっているケースが多い。
この暗黙の了解が随規です。
官庁なんかでも課ぐるみ、局ぐるみカラ出張でカネを浮かせたなどの不祥事件がよく新聞にでるが、随規上は、課や局でカネを集めてみんなで使うぶんにはルール違反にならないが、一円でも自分のポケットに入れると、内部から告発されるという約束事になっているらしい。